キャニオン・エアロードCFR TOKYO EDITION LEVEL3メンテナンス
- Bicicletta Buna
- 4月10日
- 読了時間: 2分
アニメが描かれたカラフルなキャニオンのバイク。LEVEL3メンテナンスのご依頼が来ました。

東京オリンピック用に開発されたキャニオン AEROAD CFR TOKYO EDITIONは、世界限定100台という大変珍しいモデル。
コロンビアのナイロ・キンタナがオリンピックで使用していたそうです!
オーバーホール、開始です。パーツはフレームから外します。

お預かりの時のヒアリングで、ブレーキのタッチがおかしいので見て欲しい、とのお話し。
試しにレバーを引いてみると、詰まったような感触がある。かと思うと急にレバーが引けたり。
接合部に異物が混入しているか、ホースが折れているかな、と想定。しかも、ブレーキをかけると、ステムの辺りでジュルジュル、、、と液体が行き来するような音が。
パーツを外してチェックすると、ホースが折れていました。交換です。

パーツ洗浄後

ペダルもグリスアップ

ヘッドのベアリング、BBのベアリングはシールを外して洗浄グリスアップを行いました。

100均の栗の皮剥きが活躍

作業をしていると、フレームに描かれた目にじっと見られているような気がしてきますね😓
で、顔の足りない部分を一生懸命、頭の中で描こうとしております。でも、結局全体はどのような顔なのか、分かりませんでした。

かくして、完成

今回、CADEXのホイールにコンチネンタルGP5000S TRを、Muc-Offのロード向け高圧対応シーラントで。タイヤは嵌る時ちょい硬めでしたが、普通のポンプでビードは上がりました。そしてマックオフのシーラントも、エア漏れが少なくて良いですね!ロードで使う方はおすすめです。





3月に入って自転車をお預かりして、仕上げは4月で良いですよ、とお話ししていました。
オーナー様は奥多摩、檜原村の人里(へんぼり)にある枝垂れ桜を観に行くライドでシーズンインしているそうで、それまでは室内トレーニングが中心なのだそうです。
2023年に私が撮影した人里の桜

立川周辺の桜が咲き始めた3月下旬、人里の桜に間に合うよう作業を進めていた矢先、なんと土砂崩れにより人里までの道が閉鎖されてしまいました。
残念ながらシーズンインでの桜が見られなくなってしまいましたが、でも購入以来初めての整備で、ブレーキの不安も無事解消出来たのでしっかり乗り倒してきます!と笑顔でお待ち帰りになったのが良かったです。
この度はご利用誠にありがとうございました
m(_ _)m