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  • 執筆者の写真Bicicletta Buna

技術のクロスオーバー

更新日:2023年8月30日



小学校高学年のころからずっと自転車好きで来ましたが、昔からの趣味で、じつはプラモデルとかラジコンが結構好きです。


ガンプラとか、戦闘機、車のプラモデルを作るのは、私の趣味の一つなのです。

社会人になってから暫くご無沙汰でしたが、ここ数年またやりたくなってきて、空いた時間にプラモやラジコンを結構作ったりしていました。










意外と思われるかも知れませんが、このプラモデルを作るときのパテ埋めだったり、塗装の技術は、自転車のキズ補修に結構応用が効きます。


長いこと自転車の販売と整備に携わってきて、うれしい瞬間の一つに、傷の補修をして喜ばれる事、というのがあります。

小傷の補修をして喜んでもらえる機会が多くあり、ならば、と割と積極的に作業をやってきました。


よくあるのは、BB周辺のガリ傷




こんな感じにパテを盛って




削ります。こんなにしちゃって、直るかな??と不安に思う瞬間も実はありますが、強い信念を持って必ず直る!と信じて突き進みます(笑)



メタリック系の色を出すための下塗りの色。ここから周りの色に合わせていきます。

なかなかのプレッシャーですが、、、




できると信じた結果が一応、こんな感じです。



シートチューブのガリ傷




さすがにプロの塗装屋さんの仕上げには遠く及ばなのですが、塗装屋さんだと費用と時間もなかなかかかるし、すぐにまた傷つくかも知れないので目立たなくするくらいで良いです、という方も意外と多く、こんな感じでよろしければ対応させてもらう事ができますので、ご相談ください。


最近一番の難工事はこれでした


名車、マスターXライトのガラスコーティング。少し汚れていて、これはこれでなかなか手ごわいぞと思ったのですが



さらなる強敵。トップチューブに「チバリヨー!」のサイン。

そう、あの新城幸也選手の直筆サイン!


フレームにサインペンでもらったそうで、サインが消えないように保護テープでガードされていました。



これ、はがした段階でアウトでは?と思いましたが、、、、

意外にも大丈夫でした。


オリジナルのイメージを崩さないよう、少しだけ補修。





ガラスコーティングは、コーティングの前に必ず脱脂処理が必要で、さらに言うと、ブナサイクルでガラスコーティングを行うときは、光沢のあるフレームの場合は一度ポリッシャーで研磨してクリアー層の凹凸を極力消してからガラスコーティングをかけています。


ですので、これ、ポリッシャーかけたら一瞬で消え去ります(笑)


さて、どうするか?


ここでも、プラモデルのテクニックです。

あ、「砂吹き」でいけるな、と思いました。


プラモ好きの方はご存知と思いますが、プラモデルの水転写デカールって、シンナーベースのラッカー塗料を吹くと溶けてしまいます。

なので、デカールの保護は水性塗料というのがセオリーなんですが、水性塗料はラッカーに比べると塗膜が弱く、塗装後の磨きにはあまり向かないんです。

しかも、強い塗料との重ね塗りが出来ない。


そこで、デカールを溶かさないようにラッカーのクリアを遠目に、粗目に吹き付け(塗装面に吹き付けるまでにシンナーの成分を揮発させる)、砂状のクリア粒でデカールを一旦保護し、その凸凹を消すために薄くしたラッカークリアを吹き付け仕上げるという技を使うと、ラッカーでクリアコートが可能になります。


今回、サインペンで書かれたサインを保護するために、ラッカークリアの砂吹きで一度保護し、その上に2液型ウレタンクリアを吹き付けてガードしようと思いました。



砂吹き2回。ちょっと表面がざらざらした感じになっています。



薄めたクリアーを塗布し凸凹を消します。これだけでも悪くはありませんが、今後のことを考え、強い塗膜でガードします。


この上に、2液型ウレタンクリアを吹き付けます。

2液型ウレタン塗料は、車やオートバイにも使われるとても強い塗膜の塗料で、ガソリンがかかっても耐える強度があります。

これならば、ポリッシャーの研磨にも耐えられますし、脱脂のイソプロピルアルコールの脱脂にも耐えられます。


ということで、こんな感じに完成です。



ポリッシャーをかけ、あとは脱脂してガラスコーティング剤を塗りこみます。


完成まで、あと一息!


意外にも、プラモデルと自転車メンテナンス、技術のクロスオーバーがあるのです。


自転車のメンテナンス技術と共に、今後もプラモデルの技も磨いていこうと思います。


プラモデル、ラジコン好きな方のご来店もお待ちしております(笑)





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