A.フレームを持ち込んで頂いて組み立て、という作業も承っております。

例えば、、、
スペシャライズド TARMAC SL7
今年、一緒にツール・ド・沖縄を走ったお客さんのバイクです。
VENGE、SL7と乗り継いでいらっしゃる大のスペシャライズドファンの方で、この時既にSL8のフレームも購入していらっしゃいました。
しかし、沖縄には乗りなれたSL 7で行きたいとのご希望。
SL 8には今まで乗っていたSL7のパーツを移植して完成していましたが(この作業は販売元であるスペシャライズドの専門店で)、フレームだけになったSL 7を、うちで再組立てしてくれました。ありがとうございます!


カラーが美しい!

フレームになったタイミングなので、ガラスコーティングも施工しました。

ブレーキホースの音鳴り防止用ウレタンのホースを被せます。

そして、プーリーはセラミックスピード

でしたが、実は一緒に練習しているときに2回ほどチェーン落ちがあり、ちょっと心配だなあ~、と思っていました。いずれも、アウターxローギア、信号で止まるタイミングで。恐らくクランクに逆回転の力が加わった時に外れたようなので製品の不具合などではないのですが、レース中に同じことが起きたたら、、、とは思っていました。
実際に起きているのでリスクはあるな、と。

と思っていたら、組付け後、やはりお客さんから、純正に戻すとのご連絡。
お客さんは抵抗の軽減よりもリスクを回避する方をお選びになりました。
ちなみに、沖縄では同じ集団で走り、近い位置でゴール。バイクはトラブルなくゴールできたので良かったです。お客さんと一緒にゴールできたのもうれしいですし、自分が手掛けたバイクが無事ゴールしてくれて何よりです。
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こちらは、スペシャライズドのルーベ。
個人売買で購入されたフレームの組み立て依頼です。
売りに出される直前まで前オーナー様が乗っていたものですが、問題なく組み立てが出来るか確認する作業から入ります。
ディスク台座の切削。

ここの面取りが出来ていないと、ブレーキパッドとローターがまっすぐ当たりません。いくら調整してもパッドとローターがまっすぐにならない、という場合はここの精度が出ていないケースが大半です。

そして、ヘッドパーツ部。知っている人が見たらわかると思いますが、シルバーのパーツの向きが間違っていました。この位置では、ヘッドの調整が上手くできなかったはず。

そして、フューチャーショックの部分。ここも、マニュアルにはグリスを塗るな、との指示ですが、シマノのプレミアムグリスっぽいグリスが塗布されていました。

ここは塗るなら、滑り止めのグリスにするべきと思います。
個人売買で購入された場合、必ずしも正しい組付けがされているとは限らないので、こんな感じでチェックをする必要があるフレームも多いです。

完成

こんな感じで、フレーム交換、フレームからの組み立て作業も受付しております。
ただ、見させていただいた結果、当店では治せないような不具合がみられる物や、製品の精度が良くなく正確な組付けができないと判断した場合はお断りさせていただくこともあります。
うちのお店は完成車の取り扱いが少ない分、こうしたフレーム交換や持ち込みの作業に時間を使えるので、フレームは持っているけど組み立てが出来ないという方はぜひご相談ください。
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作業工賃などはこちらのぺージをご参照ください