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C68+EX Keeper+LUDICROUS

  • 執筆者の写真: Bicicletta Buna
    Bicicletta Buna
  • 3月20日
  • 読了時間: 3分

更新日:3月25日


コルナゴの最高峰、C68のガラスコーティングの施工依頼です。

当店ではクレスト4℃さんのガラスの鎧をメインに取り扱っておりますが、実はカーコーティングで有名なKeePerもお取り扱いが可能です。

自転車向けのキーパーは、前職、北米メーカー直営店時代に初めて導入され(コート剤はクルマ用と同じものです)、結構な台数を施行しました。

3種類あるのですが、施工するのであれば最上級グレードのEXキーパーが、艶感、手触り、耐久性もやはり一番優れているのでおすすめです。

ガラスの鎧との違いは?棲み分けは??

どちらも優れたコーティングで、特徴もそれぞれありますのでご興味のある方は店頭にてお問い合わせ下さい。


今回は、お客さんからのリクエストで、EXキーパーに決定!


まずは洗車から


ポリッシャーによる研磨。マシンはクレスト4℃さんの「煌機」。自転車の薄い塗装を削り過ぎないよう開発されたポリッシャーです。

マット塗装の所はマスキング、機械の届かない箇所は手で磨きます。


コンパウンドも、超細かいタイプ


そして、EXキーパーのコーティング。薄いガラス層にレジン層を加えた2層構造として、厚みのあるコートとなります。仕上がると、深い艶が現れます!




今回は、"プレミアム"なので、ホイールとハンドル、ステムにも施します。




ホイールを戻してみると、今一つブレーキのセッティングが決まらないので、軽くディスクブレーキ台座を調整。パークツールの切削工具登場です。

ディスクブレーキは、時間をかけても上手く調整出来ない場合は台座の精度が怪しい事が多く、さっさと削ってしまった方が早かったりします。



そして今回のメンテナンスでもう一つのハイライトは、Muc OffのLUDICROUS(ルディキュラス)AFルブ

3年以上の歳月をかけて開発された世界最速のチェーンルブ。チェーンの摩擦と摩耗を最小限に抑えた究極のルブです。

塗布する前にチェーンの油分を完全に除去して、オーブンに入れてチェーンを完全乾燥させ、更には超音波コーティング、というのが推奨されます。

汚れは、超音波洗浄機にかけてしっかりと落とします。

乾燥させるのにオーブンはないので、ヒートガンを使いました。


今後、チェーンの汚れが出たらまた洗浄しやすいように、3回〜5回再接続可能なミッシングリンクを使ってみました。


しかし、繋ぎ目のピンの部分がほんの少し飛び出ていて、カンパニョーロのEPSだと歯によって異音が発生するので、残念ながら今回は使用を断念。通常のピンで接続しました。

EPSって、精度が良いですね!



久々登場のカンパニョーロのチェーン工具


かくして、完成です。

イタリアでハンドメイドされるコルナゴの最高峰、C68に、KeePerの最上級コーティングEXキーパー、チェーンにはMuc Offの最上級のルブ、ルディキュラスAFルブという、最上級グレードを投入。最高級の車体に、最高のコーティングとケミカルの仕上げで、とても美しく仕上がったと思います。


今回のご依頼主様、以前のショップにいた時のお客さんなのですが、しばらく疎遠になっていたところ、偶然にも通りすがりでお店を見つけて頂いて、今回のご依頼となりました。

あまり積極的な広告、宣伝もしておらず、情報発信はインスタとFacebookがメインなのでなかなか気付かれにくいのですが、こんな感じに地道にメンテナンスなどしております。

偶然とはいえ、こうして再びご縁が繋がった事は嬉しい限りです。

しかも、最高峰の車体を持ち込んで頂き、最高のアイテムを駆使して仕上げるという、とても良い経験を積ませて頂き、私の経験値も更に上がりました。

この度はご依頼、誠にありがとうございましたm(_ _)m


皆様も、ガラスコーティングなどいかがでしょうか?ご依頼、お待ちしております!

 
 

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